赤ちゃんの頭の形はいつまで変わる?改善しやすい時期について

「一度変形したらもう治らないの?」
「いつ
まで変化するの?」

赤ちゃんの頭の形について、このように心配される方も少なくありません。


頭の形が変化しやすい時期

最も変化しやすいのは生後6か月頃までといわれていますが、

ご両親が赤ちゃんの頭の変形を自覚するのは生後0か月~3か月がほとんどなので、この時期をいかにどう乗り切るが大切になります。

※2025年『コズレ子育てマーケティング研究所』より引用

生後6か月以降は変形しない?

「生後6か月までが大切」とよく言われますが、実際には6か月を過ぎたらまったく変化しなくなるわけではありません

その理由を理解するには、「泉門(せんもん)」「頭蓋骨の縫合(ほうごう)」という2つの構造を知ることが大切です。

頭蓋骨を構成する骨

赤ちゃんの頭蓋骨は、大人のように一枚の骨ではなく、

  • 前頭骨
  • 頭頂骨
  • 側頭骨
  • 後頭骨

など複数の骨からできています。

これらの骨は「縫合」と呼ばれる柔らかい結合部分でつながっており、骨同士が少しずつ動ける構造になっています。

また、頭頂部には骨がまだ閉じていない「大泉門」があります。

この柔軟な構造のおかげで、

  • 出産時に産道を通りやすくなる
  • 生後の急速な脳の成長に対応できる

という大切な役割を果たしています。


泉門はいつ閉じるの?

後頭側の小泉門は生後2〜3か月頃までに閉じることが多く、大泉門は生後12〜18か月頃、

赤ちゃんによっては24か月頃まで開いていることがあります。

つまり、生後6か月の時点でも、多くの赤ちゃんでは前泉門はまだ閉じていません。


縫合はさらに長い期間柔らかい

頭蓋骨をつないでいる縫合も、生後すぐに固まるわけではありません。

乳幼児期を通して少しずつ変化し、脳の成長に合わせて頭蓋骨が広がっていきます。

そのため、生後6か月を過ぎても頭の形が少しずつ変化する可能性はあります。


生後6か月以降はどうなる?

寝返り、お座り、ハイハイなどが始まると、頭にかかる圧力は自然に減っていきます。

一方で、

  • 前泉門はまだ開いていることが多い
  • 縫合も成長に合わせて柔軟性を保っている

ため、頭の形がまったく変わらなくなるわけではありません。

ただし、生後6か月以前と比べると変化のスピードはゆるやかになる傾向があります。

当院が大切にしていること

当院では「頭の形だけ」を見るのではなく、

  • 向き癖
  • 首の動き
  • 身体の左右差
  • 抱っこのしやすさ
  • 寝返りやハイハイなどの発達

を総合的に評価しています。

頭の形は、身体全体の使い方や姿勢の影響を受けるためです。

まとめ

「生後6か月を過ぎると頭の形は変わらない」というわけではありません。

前泉門や頭蓋骨の縫合は、生後6か月以降もしばらく柔軟性を保ちながら、脳の成長に合わせて変化を続けます。

そのため、頭の形や向き癖が気になる場合は、「もう遅い」と諦めるのではなく、赤ちゃんの身体全体の状態を確認し、原因を踏まえて対応することが大切です。

web予約はコチラ👇

-お父さん・お母さん向け, コラム 一覧, 医療従事者向け
-